【いつでも青春キャンパス】85歳のシニア大学生が「減塩」をテーマに挑む研究ライフ

 学び続ける歓びを未来の健康へ!! ── 「減塩」をテーマに挑む研究ライフ 
 講義に熱心に耳を傾ける篠崎恵子さん(85歳)

 本学と秋田魁新報社が共同で推進する生涯学習プログラム『いつでも青春キャンパス®』では、65歳以上のシニア大学生10人が、授業や研究、サークル活動に参加し、若い学生とともに活気溢れるキャンパスライフを送っています。

 第4期生として学びを深めている篠崎恵子さん(85歳)は、歴代のシニア大学生の中で最高齢の挑戦者です。年齢を感じさせない探究心と情熱を持ち、自らの身近な課題である「食と健康」に向き合う姿は、キャンパス内に新鮮な刺激と感動をもたらしています。

 篠崎さんが本プログラムに応募し、研究テーマとして掲げたのは『減塩』です。周りの友人や知人に健康上の悩みを抱える人が増えてきたことをきっかけに、食生活から健康を守るために、自分にできる科学的なアプローチはないか、と考えたことがきっかけでした。感覚や経験だけに頼るのではなく、大学で根拠に基づいた知見を深めたい、そんな強い思いが、85歳にして新たな学問の門を叩く大きな原動力となりました。

 前期の授業では、応用生物科学科の石川 匡子 教授(食品醸造グループ)が担当する「食品化学」を受講。食塩の主成分であるナトリウムをはじめ、カルシウムや鉄といった生命維持に欠かせないミネラル類が、体内でどのような役割を果たしているのかを基礎から体系的に学びました。専門的な用語や最新の分子レベルの知識に触れ、篠崎さんは「分からないことも多いですが、大学の講義室で先生から直接講義を受け、知的好奇心が満たされる楽しさは格別です」と笑顔で語ります。

 現在は、指導教員である石川教授のきめ細やかなサポートのもと、より実践的な研究ステップへと進み、自身自身の毎日の食事内容や塩分摂取量を精密に記録しデータを収集しています。今後は、市販されている減塩商品や調味料の成分・味覚的特徴を科学的な視点から考察するためデータを分析して、単に塩分を減らすだけでなく、美味しさを損なわずに健康的な食生活を継続するための工夫について、篠崎さんなりの提言として取りまとめを行っていく予定です。

【生涯学習プログラム『いつでも青春キャンパス』】
 65歳以上の方を「シニア大学生」として1年間、本学で受け入れ、在学生と一緒に学習や研究、課外活動に取り組む生涯学習プログラムです。


応用生物科学科 石川 匡子 教授


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講義の合間に笑顔を見せる篠崎さん。若い学生たちと一緒に学び、語り合えるひとときもキャンパスライフの大きな魅力です